ロシア語の語彙を増やす!すでに日本語になっているロシア語を覚えよう

ここからは語彙力の強化が必要ですね。語学の勉強では文法もさることながら単語力が重要です。文法を知らなくても、ぴったりの単語を一言発音すればばっちり通じます。それが会話の語学というものです。

英語などのように日本語の中に沢山の単語が入っている言葉は語彙の増強に日本語の知識を使っていけばいいのですが、ロシア語の場合はどうでしょうか?
実はロシア語の単語も日本語の中に入っているものが沢山あります。ではクイズ形式でそのような日本語になっているロシア語の単語を覚えてみましょう。

①すしネタでおなじみの「イクラ」ですが、これはもともとロシア語の単語です。さてもともとの「イクラ」という単語の意味は次の内、どれでしょうか?
1.魚の卵
2.塩漬け
3.赤い
4.鮭

②魚のお刺身を凍らせた「ルイベ」という食べ物をご存知ですよね。この「ルイベ」という単語はロシア語のある単語が転用されたものです。もともとの意味は次の内、どれでしょうか?
1.氷
2.冷たい
3.魚
4.堅い

③昔の日本軍の人はロシア人のことを「露助(ろすけ)」と呼んでいたようです。この言葉はある単語に漢字を当てたものですが、もともとの単語の意味は何でしょうか?
1.北国
2.外国人
3.敵
4.ロシア人

④ロシアの「クレムリン宮殿」は報道番組などで見たことがありますね。ところで「クレムリン」とはもともとロシア語の名詞なのですが、その意味は次の内どれでしょうか?
1.政府
2.家
3.宮殿
4.クレムリンという人の名前

⑤日本の駅には「キオスク」がつきものですが、「キオスク」という言葉はロシア人に100%通じます。これは一体どういう意味だと思いますか?
1.駅
2.店
3.安い
4.便利な

⑥ゴルバチョフ政権時代に行われた「ペレストロイカ」は、一気に東西関係を変化させましたが、「ペレストロイカ」の意味は次の内どれでしょうか?
1.改革
2.情報公開
3.国家安全保障局
4.再建

⑦シベリアという地名は聞いたことがありますね。日本の地名に限らず地名にはそれぞれ意味があるものです。では「シベリア」のもともとの意味は次の内どれでしょうか?
1.北
2.極寒の
3.不毛の
4.雪

⑧ウォッカの銘柄「ストリチナヤ」をご存知でしょうか?清涼感のある香りが夏にもぴったりですね。それではストリチナヤの意味は次の内どれでしょうか?
1.酒
2.強い
3.ストリチーナという人の名前から
4.首都

⑨「カンパ」という日本語はロシア語の「カンパーニャ」に由来する言葉ですが、「カンパーニャ」のもともとの意味は次のうちどれでしょうか?
1.キャンペーン
2.仲間
3.会社
4.援助

⑩「ソビエト」という言葉は皆さん良くご存知でしょう。では「ソビエト」とはもともと何という意味でしょうか?
1.社会主義
2.仲間
3.会議
4.国家

では回答です。
①すしネタでおなじみの「イクラ」ですが、これはもともとロシア語の単語です。さてもともとの「イクラ」という単語の意味は次の内、どれでしょうか?
答えは「1.魚の卵」です。日本語のイクラに相当するものをロシア語では「クラースナヤ・イクラー(赤い魚の卵)」と呼んで、珍味として有名なチョウザメの卵、すなわち「キャビア」のことを「チョールナヤ・イクラー(黒い魚の卵)」と呼ぶようです。

次の問題に進みましょう。
②魚のお刺身を凍らせた「ルイベ」という食べ物をご存知ですよね。この「ルイベ」という単語はロシア語のある単語が転用されたものです。もともとの意味は次の内、どれでしょうか?
答えは「3.魚」です。ロシアとは魚介類の交易が盛んですから、このような単語が日本語の中に入っているのですね。

③昔の日本軍の人はロシア人のことを「露助(ろすけ)」と呼んでいたようです。この言葉はある単語に漢字を当てたものですが、もともとの単語の意味は何でしょうか?
この問題の答えは「4.ロシア人」です。ロシア語風に発音すれば「ルースキー」と言います。この「ルースキー」に漢字を当てたものが「露助(ろすけ)」です。ただし多少差別的な意味合いに当時使われていたようですから、日本語としての「露助(ろすけ)」はあまり使わないでくださいね。それに比べて「ルースキー」はごく普通の名詞としての「ロシア人」という意味になります。

④ロシアの「クレムリン宮殿」は報道番組などで見たことがありますね。ところで「クレムリン」とはもともとロシア語の名詞なのですが、その意味は次の内どれでしょうか?
この問題の答えは「3.宮殿」です。クイズ番組にもよく出題されるのですが、「クレムリ」というのが「宮殿」という意味のロシア語なのです。「宮殿の中の宮殿」ということなのでしょうか?

⑤日本の駅には「キオスク」がつきものですが、「キオスク」という言葉はロシア人にも100%通じます。これは一体どういう意味だと思いますか?
これは「2.店」が解答となります。「キオスク」という言葉は、日本語の中に定着していますが、もともとはスラブ系の言語の中で一般的に使われる「お店」の意味なのです。ポーランドにも「キオスク」がありますが、ポーランド語はスラブ系語族の中でもキリル文字を使わずに英語と同じアルファベットを使いますから、「キオスク」と読めます。

⑥ゴルバチョフ政権時代に行われた「ペレストロイカ」は、一気に東西関係を変化させましたが、「ペレストロイカ」の意味は次の内どれでしょうか?
「ペレストロイカ」という言葉は新聞、テレビで一時期しきりに登場しましたが、もともとの意味は「4.再建」という意味です。英語で言えば「リストラクション」、日本語では略して「リストラ」です。日本語で「リストラ」というと整理解雇の意味だと思っている人が多いですが、会社経営を再建すると言う意味なのです。

⑦シベリアという地名は聞いたことがありますね。日本の地名に限らず地名にはそれぞれ意味があるものです。では「シベリア」のもともとの意味は次の内どれでしょうか?
「シベリ」が北という意味のロシア語です。よって「1.北」が答えとなります。そのまんまですね。

⑧ウォッカの銘柄「ストリチナヤ」をご存知でしょうか?清涼感のある香りが夏にもぴったりですね。それではストリチナヤの意味は次の内どれでしょうか?
答えは「4.首都」です。ちょっと高級な単語を覚えることができましたね。

⑨「カンパ」という日本語はロシア語の「カンパーニャ」に由来する言葉ですが、「カンパーニャ」のもともとの意味は次のうちどれでしょうか?
これは意外だったかも知れませんね。答えは「1.キャンペーン」のことです。確かに「何かを広めたり、助けたりするための活動」ではありますね。

⑩「ソビエト」という言葉は皆さん良くご存知でしょう。では「ソビエト」とはもともと何という意味でしょうか?
世界史の教科書にもこの言葉の意味は出ています。答えは「3.会議」です。君主独裁に対して、会議を中心に国家の運営を行うということで「ソビエト」という言葉が昔の国号「ソビエト社会主義共和国連邦」の中に使われていたのですね。

いかがでしょうか?意外と日本語の中にもロシア語は入っているものですね。これら以外にもロシア文学がお好きな方は、「サモワール(ロシア式湯沸かし器)」、「ペチカ(暖炉)」というような単語もご存知かも知れませんね。日本語になっているロシア語を発見して、その意味を知ることで、単語を増やすというのは効率の良い語彙増強法の一つです。

単語を覚える際に私たちは「音の配列を覚える」ことと「音と意味をつなげる」という二つのことを行っています。ロシア語の場合、我々日本人は普段耳にすることが少ないですから、音に慣れていません。そこで「音の配列を覚える」ことに苦労することが多いのです。

しかし日本語になっている言葉の場合には「音の配列」は既に頭の中に入っていますから、日本での使い方をヒントにしながら「音と意味をつなげる」事にはそれほど難しいことではありません。そこでこのような外来語を使う覚え方を紹介してみたわけです。

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