ロシア人とのコミュニケーションで最初に覚えておきたい3つのロシア語

さて、基本的な挨拶表現をキリル文字なしで覚えてもらいながら、ロシア語の特徴についての簡単な紹介を行いました。
ロシア語でよく使う挨拶表現

フランス語やドイツ語と比較してロシア語は勉強したことがある人は日本では少ないですから、挨拶表現を覚えるだけで友達には差をつけられるのですが、日本人相手に見栄を張ることは語学学習の主たる目的ではないですよね。ここは挨拶表現を復習しながら、なんにでも使える魔法の言葉をいくつか覚えてもらいます。簡単な単語一つで驚くほどいろいろなシチュエーションをクリアできますよ。



その魔法の言葉とは
パジャールスタ
です。
「パジャールスタ」という言葉は英語の「please」に相当する言葉ですが、英語でも実は「please」を上手に使うことが出来れば、非常にコミュニケーションがスムーズに進みます。

残念なことに日本人の多くはこの便利な言葉を知っているにも関わらず、ああでもないこうでもないと難しい単語で英作文しすぎるので不自然になることが多いのです。ではロシア語の「パジャールスタ」の上手な使い方を披露することにしましょう。

会社にロシアからの訪問客の方がこられました。あなたは勇気を振り絞ってロシア語で話かけてみます。何と言えばよかったか覚えていますか?
ズドラーストヴィチェ
オーチン・プリヤートナ
ミニャー・ザブート・ターロ・スズーキ
よくできました。

次に「どうぞおかけ下さい」をロシア語で言いたいとしましょう。「おかけする」などと言う言葉はまだ知りませんね。それでいいのです。
座席を呼びさして、あの魔法の言葉
パジャールスタ
と唱えてください。アラ不思議、通じてしまいました。

日本語で考えても分かりますね。座席を指差しながら「どうそ」といわれたら、「座ってください」という意味ですよね。これがパジャールスタという呪文の魔力です。
他にもありますよ。ツアーのロシア旅行にあなたは参加しています。お土産物やでロシアの伝統工芸品である人形のマトリョーシカとか、キャビアの缶詰とか欲しいものがいっぱい並んでいます。

「これください」と言ってみてください。
「Give me」に相当するロシア語はまだ習っていないですよね。それでいいのです。欲しいものを指差して魔法の呪文を唱えてください。
パジャールスタ
アラ不思議、お店の人がお土産を包み始めました。
欲しいものを指差して「おねがいします」と言っているのですから通じて当然ですよね。

さてレストランでの食事です。ロシア料理はレストランでの会話を勉強する 節でご説明しますが、日本でおなじみのピロシキ以外にも沢山あります。キノコのクリームシチューのパイ包みとかおいしそうなものが沢山あります。お酒が好きならばおつまみ(ザクースカ)の盛合わせで一杯やりますか。でもメニューを見ても「これが欲しい」とは言えないですよね。そんなときには魔法の呪文です。欲しいものを指差して
パジャールスタ
これでOKです。

あなたは街角を歩いています。道に迷ったようなので、誰かを呼び止めて道を教えてもらいたい。「ちょっといいですか?」と言いたいですが、そんなロシア語はまだ勉強していないですよね。こんなときにはお分かりですね。そうです。
パジャールスタ
「Please」と呼びかけられた人は立ち止まって道を教えてくれることでしょう。

さて魔法の呪文その一「パジャールスタ」がいかに便利な言葉かが分かりましたね。さて魔法の言葉をもう一つくらい覚えておきますか。

レストランであなたは魔法の呪文「パジャールスタ」を使って、無事食べ物にありつけました。持ってこられた食事を見て、「おいしそうですね」とウェイターの人にロシア語で言ってみましょう。第二の呪文です。
ハラショー
聞いたことがありますね。「ハラショー」というのは「よい」「すばらしい」 「じょうずに」という意味の形容詞、副詞です。つまり「Good!」と言っているわけです。十分に通じますね。

この言葉は演劇を見ているときなどにも使えますし、また後で表現が増えてきたときには「○○してくれませんか?」と言われた時の「OK(了解)」という返事にも使えます。とても便利な表現なのです。上手にロシア語を話せるというときの「上手に」も「ハラショー」で大丈夫ですよ。

さてここまでの呪文は、いろいろなシチュエーションで使えるという意味で効果抜群の呪文だったのですが、最後の呪文は、コミュニケーションを円滑にする効果のある呪文です。それは
スパシーバ
です。日本語で言えば「ありがとう」。英語でも「Thank you」を上手に使うことが出来れば、コミュニケーションは円滑になるといわれています。

先ほどの買い物の例では、お店で欲しいものを指差して「パジャールスタ」と言った後、お店の人が品物を包んでくれた時点で
スパシーバ
と言えば会話は円滑に進みそうですね。

さあ「パジャールスタ」「ハラショー」「スパシーバ」という三つのコミュニケーションの呪文をこの節では覚えてもらいました。挨拶の表現とこれを組み合わせればちょっとした買い物程度は難なくこなせます。もっと正式な表現はいくらでもあるのですが、ここで覚えた言葉が使えないのに、変な表現を覚えて話そうとするのは順番が逆というべきです。基本を身につけた後に、それに更に磨きをかけるために表現を増やすのだということを忘れないで下さいね。

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