ロシア語の特殊動詞 再帰動詞について

ロシア語では名詞の格変化が難しいという印象をまず最初に文法の説明をお聞きになったときに感じられたと思いますが、それに引き続き動詞も「完了体動詞」と「不完了体動詞」、「定動詞」と「不定動詞」という特殊な区別があって、なかなかなれるまで大変と言った印象だったと思います。今回の特殊動詞はそんなに難しくありません。それは「再帰動詞」です。

英語で言えば
Enjoy oneself 楽しいときを過ごす
のように「○○自身を」という意味をもつ動詞の句(句とはいくつかの単語が合わさった複合語のようなものとここでは理解してください。)を形成するものです。
まずは作り方を見ておきましょう。ロシア語の再帰動詞は、動詞の最後に
-ся,-сь
という語尾を加えて作ります。
-ся
は最後の文字が子音あるいは軟音符号や二重母音の-йの時につかい
-сь
は最後の文字が母音のときに使います。

одеваться 服を身につける
одевается 彼は服を身につける、服を身につけている
одеваюсь 私は服を身につけている
のような感じです。

ここでодеватьсяの活用を紹介しておきましょう。
одеватьсяの現在形
одеваюсь
одеваешься
одевается
одеваемся
одеваетесь
одеваются

過去形
одевался
одевалась
одевалось
одевались

英語で言えば
Dress oneself
と言う熟語に相当する表現がこれです。語尾以外は規則活用をしていることがお分かりになりますね。現在形・過去形の活用が出来るかどうかがポイントです。

では用法を確認しておきましょう。
①再帰的な意味
再帰動詞では、行為は行為者すなわち主語に向けられています。
умыватьсяは「自分自身を洗う」
одеватьсяは「自分に服を着せる」の意味になります。

②相互動詞
ここでは、行為は相互的で、二人以上の行為者が想定されています。「お互いに」と言う単語がよく付け加えられます。
встречаться=(お互いに)会う
здороваться=お互いに挨拶する

大きく分けて再帰動詞には以上のような用法があります。文法書では特にこの分野を分けて説明していることが多いのでこのサイトでもその伝統に従いましたが、何となく意味が分かりますよね。

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