ロシア語の未来形について

さて現在形と過去形を勉強しましたから、時制の最後は未来形ですね。これは簡単です。


英語では「will」という助動詞を使って未来形をつくりましたが、ロシア語でも助動詞を使います。
быть+動詞の不定形
がその基本形です。この助動詞はロシア語ですから当然活用します。活用表は次の通りです。

未来系の活用表

さて過去形のところで、ロシア語特有の動詞の分類である「完了体動詞」と「不完了体動詞」で意味に区別があるということをご説明しましたが、未来形ではどうでしょうか?
まず過去形の意味の違いについてちょっと復習しておきましょうか?意味の区別は次の通りでしたね。
完了体動詞の過去形・・・英語の完了形の一種
不完了体動詞の過去形・・・過去進行形などの一種

前の説明よりも更に単純化してまとめてみました。単純化することは、細かなニュアンスを捨てることにはなりますが、ポイントを頭に叩き込むことに役立ちます。前の回に例文も交えて説明しているので、ここではあえて誤解を恐れず思い切った単純化をはかりました。「完了体動詞」の「完了」という言葉で、完了形の仲間だなというイメージを頭に描くことが出来ますし、進行形=動作が行われている、続いている=「不完了」というイメージも作れると思いますので、覚えやすいかと思います。

さていよいよ未来形です。
<不完了体動詞の未来形>
未来時制 буду,будешьなど+不完了体動詞の不定詞
未完了体動詞を使っていますから、未来での完了していない行為を表すことは想像できますね。
Я буду писать тебе часто.
(часто しばしば =often) (私は、しばしば君に手紙を書くでしょう。)
После ужина я буду писать письма. (夕食後、私は手紙を書く(いている)でしょう。)
以上の例文では、「書き終わっている」ということを意味していないですから、未完了体を使うことは問題ないですね。それ以外には考えられないと思います。

<完了体動詞の未来形> 現在形で代用
はどうでしょうか?意味は、きっと未来に完了する行為を表すのだなと想像できますね。つまり「してしまっているだろう」というような意味になると想像できますね。例文を見てみましょう。
Завтра я прочитаю книгу. (私はその本を読み終えているでしょう。)
この用法の時には現在形を使うのです。間違いやすいですから注意が必要ですね。「してしまっている」という完了的な意味はどこか「過去形」に似たところがありますから、未来の助動詞を使うことに抵抗があるからかも知れませんね。

現在形のところで勉強した活用問題は、全て未来形にすれば演習問題として使えます。「未完了体」なのか「完了体」なのか想像して活用練習してみてくださいね。

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