ロシア語 形容詞の活用について

さてロシア語の勉強もかなり進んできました。今まで動詞の活用、名詞・代名詞の活用を見てきましたが、これだけでも十分に文を作ることが出来ます。でも名詞を形容詞で説明することが出来れば、もっと表現が豊かになることは間違いありません。そこで今回は形容詞のご説明をすることにしましょう。


ロシア語の形容詞は、名詞と同じく、性別と格によって変化します。ただし形容詞の複数形は性別によって変化はしません。活用のタイプには大きくわけて3つあり、語尾を見ればどのタイプかは判断できるようになっています。

(I)硬変化の形容詞

硬変化の形容詞の語尾は、
男性単数形 -ый(あるいは、力点が最後の音節に置かれているときは -ой) 女性単数形 -ая 中性単数形 -ое 複数形(すべての性) -ые

表にまとめると次のようになります。
硬変化の形容詞の語尾


注:男性形語尾の -ойは常に力点が置かれます。-ыйには力点は決しておかれません。

このようにロシア語の形容詞は名詞に前からかかって意味を付け加えます。以上は例として暗記してもそのまま使うことが多いのではないでしょうか?

(2)軟変化の形容詞

軟変化の形容詞の語尾は、
男性単数形 -ий(синий карандаш 青い鉛筆)
女性単数形 -яя(синяя ваза 青い花瓶)
中性単数形 -ее(синее небо 青い空)
複数形(すべての性) -ие(синие карандаши 青い鉛筆)

 

(3)混合変化の形容詞

(a)形容詞の語幹(形容詞の活用語尾以外)が г,к,хで終わるときは、ыは必ず иになります。 こうした形容詞の語尾は、
男性単数形 -ий(あるいは、力点が最後の音節に置かれているときは -ой)
女性単数形 -ая
中性単数形 -ое
複数形(すべての性) -ие

活用を具体的に見ておきましょう。
混合変化の形容詞

(b)形容詞の語幹が、ж,ч,шあるいは щで終わるとき、文字の ыは、必ず иに変わり、文字の о(力点がおかれない時)は、еに変わります。
こうした形容詞の語尾は、
男性単数形 -ий(あるいは、力点が最後の音節に置かれているときは -ой)
女性単数形 -ая
中性単数形 -ее(あるいは、力点が最後の音節に置かれているときは -ое)
複数形(すべての性) -ие


ではそれぞれの形容詞の主格の形が分かったところで、格変化表を全て埋めると次のようになります。









ちなみに本来的な形容詞ではありませんが、英語の「my、our」などに相当する所有格代名詞も同じく名詞に係る品詞として形容詞と同様の活用をします。例を挙げてみましょう。

活用表は次の通りとなります。

※твой, свой はそれぞれ тво-, свп- の後に мой の語尾をつけます。


※ваш も同様の変化をします。

さて、名詞に続いて形容詞の活用も大変そうですね。そして活用表を良く見ると一つの欄に二つの活用形が書かれている部分があります。
これはどのように理解すればよいのでしょうか?

名詞の活用の説明をしたときに、「活動体名詞」と「不活動体名詞」の区別をご説明したのを覚えていらっしゃいますか?

活動体名詞では、生格(所有格)と目的格(対格)は一致すること
そして
不活動体名詞では、主格と目的格(対格)が一致すること
をご説明しましたが、形容詞の活用表でもそのことが当てはまります。名詞の活用表を覚えていらっしゃると思いますから、まず自分で名詞の活用表を一つ書き上げてください。そしてそれを見ながら、形容詞の活用表でどことどこが同じなのかを納得しながら、覚えやすいところから覚えていきましょう。全部の活用形をスラスラ書けるようになるのはなかなか大変ですから、ここではまず単数主格、次に単数生格と単数対格の3つを覚える努力をすれば会話で大いに役立つと思います。

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